愛知県内短期大学
利用事例

90分で学生の内発的な行動を引き出せる
アルミホイルならではのワークショップ

プロセス・サポート・コンサルティング 加藤 佐千雄さん
愛知県内短期大学 社会人基礎論 非常勤講師
利用の背景 仕事をする上で大切なことは何かを学ぶ学生向け講座
利用の決め手 90分間で手を動かしながら社会人スキルを学ぶことができるワークショップ
利用後の効果

学生の内発的行動が引き出され、多様な個性や意見が表現された 

利用の背景

-加藤さんが担当されている講座について教えて下さい。
私が担当する社会人基礎論では、「社会に出てから必要とされることを学ぶ」ことを目的としています。「与えられた課題(仕事)にグループで取組みアウトプットする」という経験を通じて、仕事をする上で大切なことは何かを学びます。講座が進む中で、意見が対立したり、モチベーションが維持できなかったり、先が見えずに不安になる経験などをするので、初期段階で学生同士の信頼関係を高められることが望ましいです。

利用の決め手

-“ワークショップの素“を利用した背景について教えて下さい。
 学校という閉鎖された環境の中で社会人基礎論を教える難しさがあります。そこで、外部の方を招いて授業を行うなどの工夫をしています。特に実際の仕事に通じるような社会人向けのワークショップ等を学生にも体験してもらいたいと思っていました。ただし、「正解のあるワーク」や「競争メインのワーク」ではうまくできなかった学生が残念な体験をしてしまうケースや、外発的な行動で終わってしまうケースがあるというのが悩みどころでした。また、90分という時間内に完結する必要があるという制約もありました。
 “ワークショップの素”は90分という時間内で、学生が実際に手を動かしてアウトプットする体験を通して社会人としてのスキルを学ぶことができると聞いて、ぜひ一度講座で利用してみたいと考えました。

利用後の効果

-“ワークショップの素”を利用してみていかがでしたか。
 学生の内発的な行動を引き出しているワークショップだと感じました。従来は制限時間が過ぎると学生はきっぱり作業をやめるのですが、“ワークショップの素”では制限時間が過ぎた後も学生同士が「あれもできるかも?」「これもできるかも?」という会話や行動をしていて興味深かったです。アルミホイルの造形作業を通して、メンバーの多様な個性や意見が表現されていたと感じました。

 また、「正解がない」ワークであるため、うまく作れなかったチームも楽しんでいたように思います。“AL Tower”というワークでは「高く作る」というテーマは与えられますが、チームによってさまざまな形が考案されますし、「高さ」のものさしも一つではないかもしれません。実際に「芸術性の高さ」を表現し始めたチームもあり、既存の価値観に忖度しない生徒たちの良さが出たワークでもあったと感じました。

学生からの感想

-学生からの反応はいかがでしたか。
アンケートを実施して以下のような声が集まっています。(抜粋、表現を一部筆者にて修正)

(学生A)
自分自身、積極的に行うことができたと思います。でも自分が考えたことをみんなは同意してくれたけど、他にいい意見がないか、聞いておけばよかったなと思いました。
今回のワークショップに取り組んだことでコミュニケーションの大切さが分かりました。

(学生B)
はじめてやってみるワークだったので正直とても難しかったです。
でもグループでやると得意な子やこういうことが好きな子がいてその子の意見を聞いたり、自分の意見をだしたりして、それができそうなものなのかみんなで考えることが楽しかったです。

(学生C)
チームで話し合いながらどうしたら高くなるかを沢山話し合うことが出来たし、自分の中でも沢山考えることが出来ました。考えるだけだとつまらないけれど実際に行動しながら目の前のことをやるのは楽しいし退屈になりませんでした。

今後に向けて

-“ワークショップの素“が活躍できそうなシーンを教えて下さい。
90分という限られた時間の中で学生の行動に変化が現れるワークショップであり、学校の授業の枠内でチームビルティングや創造性を引き出すきっかけづくりの展開は可能性があるのではないかと思います。
また、年齢に関係なく若手から高齢者までが混ざったチーム・コミュニティでも実施可能なワークと思えるので、そのような利用シーンでの活躍も期待します。


※今回“ワークショップの素”のトライアル利用と、インタビュー・アンケートにご協力くださいました愛知県内短期大学の加藤先生、学生の皆様にあらためてお礼申し上げます。

このアルミホイルを使ったワークショップは株式会社UACJとhyphenate株式会社が共同開発いたしました。
目的・困りごとに合わせてワークの微調整も可能です。
 ぜひお気軽にご相談ください。

UACJは、日本、米国、中国および欧州連合などにおける株式会社UACJの商標登録です。

”ワークショップの素”は、株式会社UACJが商標登録申請中です。

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