新入社員教育
利用事例

チームと溶け合い、進んで発言できる人材を育成する
本音を引き出すワークショップ

メーカー 人材開発部門担当者
利用の背景 イベント的なワークはうまく参加できなかったメンバーには学びにつながらなかった
利用の決め手 理論的な裏付けがあることで、参加者が得られる学びの質が高まると感じた
利用後の効果 指先を動かすことにより自分たちの行動が染みつき、その後の振り返り議論の際にも活発な議論ができていた

利用の背景

-所属部署の課題について教えて下さい。
 私は人材開発部で総合職の職層研修を計画しています。各職層で求められるスキルや目指すべき人材像が異なるため、職場連携も含めて様々な取り組みを行っています。研修の計画は社内で行うだけでなく、実行面では社外の専門家に依頼することも多いです。特に新入社員研修については、研修期間が5か月に及ぶため、学ぶ内容が多く、中だるみしやすいという課題があります。そのため、イベント的なワークを取り入れて、研修を計画することが多いです。
 しかし、これらのイベント的なワークは、実施してみたものの盛り上がりに欠けるなどして、うまく参加できなかったメンバーには学びにつながらないことがありました。このような状況を改善するために、参加者全員が初めての経験ゆえにフラットに参加でき、実務にも必ず活かせるようなワークを模索しています。具体的には、実践的なスキルを身につけるためのシミュレーションや、チームビルディングを促進するアクティビティを検討しています。これにより、研修の効果を最大化し、参加者全員が有意義な学びを得られるようにしたいと考えています。

利用の決め手

-“ワークショップの素“を利用した経緯について教えて下さい。
 職業柄、さまざまなワークショップに参加する機会があります。日々、勉強ですからね。情報収集も兼ねてイベント掲載サイトを眺めていた時に、「アルミホイルとワークショップの組み合わせの斬新さ」に惹かれて体験会に参加しました。アルミホイルを使ったワークショップというアイデアは、これまでの経験にはなかったため、非常に興味をそそられました。
 体験会には一人で参加したため、正直緊張感がありました。アルミホイルは料理にしか使ったことがなく、触ること自体が久しぶりでした。しかし、「まずは挑戦してみましょう」という合言葉のもと、アルミホイルで自己紹介をしたとき、「これはいけるな」 と思いました。その後、初めましてのチームメンバーと取り組んだアルタワーはとても楽しく、さらに自分が「初めての体験の時は観察型になるんだな」という自分自身の傾向も発見することができました。
 ワーク自体も楽しかったのですがの楽しさだけではなく、その後の講義・議論時間にて、大学と共同開発したことがうかがえる理論が用意されており、学びが確約されていたことも非常に魅力的でした。この理論的な裏付けがあることで、参加者が得られる学びの質が高まると感じ、自社にもぜひ導入しようと思いました。

当日の実施スケジュール

  所要時間

ワークショップの素 ICE BREAK ZOO

・アルミホイルを使って自己紹介します。

・製作中、頭より先に体が動くので、普段意識していない自分の側面に目を向けるきっかけとなります。

・メタファーを通じて質問をしあうことで聞きにくい弱みなども認識し合うことができます。

20分

ワークショップの素 ZOO MAP*オプション

・ICE BREAK ZOOの作品をマップに設置することで、自分たちのチーム状態を可視化します。

・仲間が集うチーム、センターがいないチーム、上司に配慮するチーム…正解はありません。

10分 

ワークショップの素 The DEN-SAKU

・全員で一つの作品を作ります。

・仲間と自分のとらえ方の違いを認識し、思考をシンクロさせながら表現します。

40分

ワークショップの素 AL TOWER

・全員で「高い」タワーを作ります。

・未知の課題へのアクション方法、役割分担、挑戦することの価値など、思考の癖が見えます。

・全員で挑戦するからこそ得られる達成感と新しいアイディア。

60分

各ワークの振り返り(個人・チーム)

講義

ネクストアクション策定

質疑応答

60分 


※ワークの内容は、個々の課題やご予算に応じて調整可能です。

利用後の効果

-“ワークショップの素”を利用してみていかがでしたか。
 “ワークショップの素”事務局と打ち合わせを行い、さまざまなアクティビティがあることを認識しました。私としては、この研修のゴールを「会社では一人で働くことはできないので、チームとして働くために必要な心構えを学び、チームを引っ張るような人材となる土台をつくる」と設定しました。研修は午後いっぱいを使い、アクティビティ4種を実施するとともに、その合間に議論の時間と講義の時間を設けることで、自身の行動を振り返り、そこから次にどのように活かしていくかを考える時間を確保しました。
 ワークショップが始まった当初は、参加者にも緊張感が見られましたが、ワークが進むにつれて受講者の緊張がほぐれ、受講者同士で楽しくワークに取り組んでいる様子がわかりました。特に「The DEN-SAKU」というワークでは、私が想定していたよりもお題が難しく、その難しさが盛り上がる要因にもつながっていたと思います。その分、自分たちのテーマのお題を相手チームに当ててもらったときの達成感は非常に大きかったようです。私が周りから見ている状態でも、「私が作ったパーツとサイズが合わないんだけど!」「このパーツだけでは相手に絶対に伝わらないと思う。別の視点が必要かも」といった作戦会議が交わされており、自分たちで作ったバイアスを自分たちなりに外そうとする努力を見ることができました。指先を動かすことにより、自分たちの行動が染みついていたようで、その後の振り返り議論の際にも活発な議論ができていました。まさにチームを引っ張るような人材を育成できていたのではないかと思います。
 当日は私以外の人材開発部の担当者も見学に来ていたのですが、アルタワー中に「どうしても参加したい」と言ってきた先輩社員が現れ、急遽チームを組んでアクティビティに混ざっていました。こんなことは初めてで、驚きとともに改めてアルミホイルの魅力を感じました。ちなみに先輩社員たちは予想通り失敗していましたが(笑)、その失敗が会場を盛り上げる一因となり、結果的に良い雰囲気を作り出してくれたと思います。このように、今回のワークショップは参加者全員にとって有意義な体験となり、ました。今後も積極的に活用していきたいと考えています。

今後に向けて

-“ワークショップの素“が活躍できそうなシーンを教えて下さい。
 想像以上の盛り上がりが見られたので、来年もぜひ使いたいというのが第一感想です。参加者の反応が非常に良かったことから、ワークショップの効果を実感しました。どうやらパッケージを購入すれば、自分たちでも運営ができるということでしたので、これを機に、雰囲気アイスブレイクが必要そうな打ち合わせの冒頭に取り入れたり、チームビルディングの一環として活用したりと、少しずつ利用シーンを増やしていきたいと考えています。
 このワークショップは、単なるアクティビティ以上の価値を提供してくれると感じています。参加者同士のコミュニケーションを促進し、チームの結束力を高める効果があるため、今後もさまざまな場面で活用し、社内の活性化に貢献したいと思います。特に、新しいプロジェクトの立ち上げ時や、部署間の連携を強化する際に役立つのではないかと期待しています。
このアルミホイルを使ったワークショップは株式会社UACJとhyphenate株式会社が共同開発いたしました。
目的・困りごとに合わせてワークの微調整も可能です。
 ぜひお気軽にご相談ください。

UACJは、日本、米国、中国および欧州連合などにおける株式会社UACJの商標登録です。

”ワークショップの素”は、株式会社UACJの登録商標です。

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