導入前の課題 |
新薬が使われるタイミングを検知して医療機関へ適切なフォローアップを行いたい |
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導入の決め手 | 通信デバイス内臓により医療機関側に設置するだけで設定も不要 |
導入後の効果 |
当初はMRの業務効率化、現在は新薬の継続率が向上 |
製薬メーカーのMRがコロナ禍で医療機関へ訪問することがこれまで以上に難しくなった。一方で新しく発売された薬についての情報をMRは医師へ伝えたいという思いは強い。それを解決する手段として、従来から使われていた病気や治療法などを患者へ説明するための冊子を医師が手にしたタイミングがわかれば、必要最低限の時間でMRが医師へ新薬についての情報を伝えることができるのではと考えた。開封検知ができる「お知らせ箔」をこの患者説明資材にセットすることで、実現させようと当社と製薬メーカーで開封検知機能付き患者説明資材キットを開発した。
開封情報を伝えるために医療機関のネットワークに接続が必要だったり、医師や薬剤師が特別な操作を行うなど設置する医療機関に新たな手間やセキュリティリスクになるようなソリューションは導入のハードルが高くなってしまう。これに対して「お知らせ箔」は携帯電話と同じLTEやIoT専用の通信規格LPWAのような通信装置と最長10年間稼働するバッテリーが内蔵されており、医療機関のネットワークへの接続が不要で従来の患者説明資材キットと同じように設置するだけでよい。これにより医療機関へ設置するハードルをクリアできた。